2024.7.11開催

主催：東北大学 災害科学国際研究所
協力：東北大学病院 施設企画課
メディカルITセンター・MDUC

第30回東北⼤学災害科学研究拠点セミナー
第43回「災害と健康」学際研究推進セミナー
第10回ヒューマンレジリエンス重点研究領域セミナー

今考えるべきプラスセキュリティ ー医療安全の視点からー
猪俣　敦夫　先生
（大阪大学　サイバーメディアセンター教授, CISO）

情報セキュリティ3大要素がCIAと言われ続けもう20年近くたち、サイバーセキュリティといえば主に技術的な側面に着目されることが多かった。個人情報ないしプライバシという考え方が世界中において重要な考え方となり、一つ事故が起きるとその被害は想像を超えるような額になることもある。とはいえ、その対象はデータでありモノである。しかし、このモノからついに人の生命に直結しうるサイバー攻撃によるインシデントが発生した、これがまさに医療分野である。厚生労働省においても非常にこの点を重く受け止め、ここ数年において医療機関におけるサイバーセキュリティ対策について様々な施策を進めてきたように、国内外において医療安全の視点において様々な取り組みが開始されている。
　そこで本講演では、実際に医療現場にて発生したセキュリティインシデントを紹介するとともに、特にITガバナンスおよびBCPの重要性について言及したい。

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